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「シリコンバレー式 よい休息」まとめ

シリコンバレー式 よい休息

シリコンバレー式 よい休息

 

 初めに

自分にとって睡眠に関しては以前から大きな悩みでして、生まれてこの方「理想の朝」というものを長期にわたって迎えたことがなく睡眠が自分の中でいつも一つのテーマでした。中学生のころからネットで睡眠に関する記事を追っていたと思います。睡眠は限界まで削れると信じたころがあればついこの1年前までは8時間を基準にしていました。睡眠への興味はそのうち睡眠に関連する生活行動にも広まっていき、起床後の行動や着床前の行動、日中の活動などいろんなことを気にし始めました。正直まだ朝ちゃんと起きれることは少ないし、正しい睡眠や休息というものが分かっていません。がしかし、試行錯誤してゆくうちに何となくこの説は正しい、正しくないもしくは合う、合わないということが分かってくる。そんな中キチンと文献付きの睡眠本を読みたいということで睡眠ブームの中で買ったのが本書。読了にだいぶ時間がかかりましたが注目していた睡眠の部分は前半だったためそこを読んで実践していました。

結論から言えば休息全般に関して幅広く取り扱っており、偉人、研究者などの実例を出しつつ、研究などの結果も取り入れ、全体的に読みやすくも専門的な知識を含まれる一冊でした。

まとめ

どんなもの?
休息全般に関しての参考書

先行研究に比べて何がすごいの?
休息の重要性について説いてる。

ポイントはどこ?
特に休息はスイッチのOn-Offのように働いている時間と働いていない時間のような二元論ではなく双方とも関連付けられているものであるとしている点。落合氏のいう「Work as Life」に通じるものがある。休息は削ってよいものではない。

実証方法は?
様々な著名人、偉人、研究者の実例と学術研究の結果によって実証している。

議論はあるか?
実例の中には矛盾するともとれる例が挙がってくる。説明する項目に適合する例を出しているため、例えば昼寝の重要性を説くため、前項の睡眠で導きだした睡眠時間よりも短い時間しか寝てない人物の習慣を出すなど、人によっては疑問を抱区と思われる。しかし個人的には理想のモデルなどないため読者も読んでゆくうちに取捨選択をしてゆくべきであり、反対に本書を一字一句守るのは合理的ではないと思う。

次に読むべき本は?
とりあえず学んだことを実装してゆくため、このテーマに関しては一時休憩。